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ビーナス アロー ダイヤモンド

ビーナスアロー・カットは特別の技術から

一般的なダイヤモンドのカットである「ラウンドブリリアントカット(58面)」のカットグレードは、「理想的な数値」を達成し、「プロポーション・形」「シンメトリー・対称性」「ポリッシュ・面仕上げ」などを極めたものが評価されます。

次の図は、そのラウンドブリリアンカットの不正確なカット例です。一見、見た目ではわからなくても、技術者のレベルによって生じる、精密でない部分を例としてあげています。わずか数十分の一ミリの中で起こるこの現象が、輝きの美しさにおいては決定的な価値の違いをもたらします。

off-center table
テーブル面が、中心からずれている
Extra Facets
余分なカット面がある
Facets not properly pointed
面と面の交点が1点に合わさっていない

正確なラウンドブリリアントカット

一方、右の図は、最高品質の ラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド の例です。

大きな品質の良いダイヤモンドになればなるほど、優秀な研磨技術者の手によるカットが重要になってきます。

ベルギーのアントワープを中心とする地域は、昔からダイヤモンド産業の中心的な地位を占め、長い歴史を持つ伝統的なダイヤモンドのカット技術で生きる人々が存在します。

正確なビーナスアローカット そのカットが出来る人の中から、さらに名人級の特別な技術者がようやく達成した、超精密な ビーナスアローカット・ダイヤモンドの完成品が右の図です。

世界各地の一流といわれる研磨職人にこのカットを依頼しましたがどこも不可能でした。ベルギーの技術者「ヨハン・オリスラガー氏」が初めて成功したのです。


筆者:吉田良(株式会社ヨシヨシ

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